創業70年の高度な技術と豊富な実績
株式会社 杉村製作所
本社(大阪府東大阪市)、神奈川工場、福島工場、テクノパーク事業所(神奈川県)
受付時間 | 8:30~17:00 |
---|
定休日 | 土曜(会社指定)・日曜・祝日 |
---|
各種産業機械のシャフト類にもロールバランス調整の注文が増加
ロールバランスの調整はどの機械にも共通のメリットがあります。
① 高速回転への対応とロール寿命の延長
② エネルギーロスの抑制
③ 騒音音源消去
抄紙機不調の様々な原因となり得るロールバランスの不備を、表面再研磨の機会に調整
ロールの回転軸と重心の不一致によるロールバランスの不備は、運転中のプレスロールに次のようなイメージの脈動を発生させます。
実際の脈動はこのようなサインカーブに近いものとなり、この波長はロールの円周に一致します。この脈動はプレス加圧装置の油圧またはエアシリンダーで緩衝されますが、完全に解消されるものではありません。
この脈動は次のような影響を与えると考えられます。
① 紙の表面強度が不均一になり、印刷時の表面むけトラブルにつながる。
② 加圧変動に伴い毛布に微細な繊維や添料が押し込まれ、寿命を縮める。
③ ロールの軸受けや駆動系に悪影響を与える。これは高速運転になるほど影響が大きい
ロールバランスを調整しておけば、このような原因不明の抄紙機不調の要因を一つ除去することができます。
なお、テクノパーク事業所は平成29年8月に1機増強し、2機での運用となりました。
またバランス調整は製紙用ロール以外の各種機械のシャフトなどの注文が最近拡がりはじめています。
バランシングマシンの仕様
最大寸法 直径3,000㎜ ×幅13,000㎜
最大重量 30t
最大回転数 4,500rpm
最小回転数 100rpm
(静・動バランスの同時測定が可能)